当社のWebコンテンツ管理(WCM)製品の最新リリース「OpenText™ TeamSite™ 16.6.1」では、人工知能と機械学習を使用してデジタルコンテンツを作成できます。自動化と機能統合がさらに進み、使い勝手が向上したこの新しいリリースは、技術に詳しくないユーザーや頻繁には投稿しないユーザーでも、あらゆるデジタルチャネルにコンテンツを素早くパブリッシュできるようサポートします。
翻訳の自動化
Google翻訳との統合により、特段の設定なしでコンテンツをリアルタイムで翻訳することができます。また、翻訳結果の正確性を期するために、公開する前にワークフロー内で翻訳のレビュー(第三者レビューも可能)と確定作業が行えます。
AI駆動型のメタデータ
画像や動画を簡単にタグ付けしてAzure Machine Learningと連携できます。また、光学文字や人口統計学的データ(性別、年齢など)が含まれた豊富なメタデータにより、時間を節約できると同時に、タグの一貫性、精度、パーソナライズ能力が向上します。
インテリジェントなコンテンツの提案
TeamSiteのインテリジェントなコンテンツの提案機能により、目的のコンテンツ(画像やPDFなど)を今までよりはるかに素早く見つけられるようになります。OpenText™ Magellan™ Text Miningを使用しているお客様には、ページコンセプト(下記例では、Chicago, Illinois)が、[Suggested Content](コンテンツの候補)欄に水色のボックスで表示されます。また、ユーザーは、無関係なタグを削除したり、独自のキーワードやコンセプトを追加することができます。こうすることで、コンテンツが見つけやすくなり、ユーザーはコンテンツを十分に活用できるようになります。ページとアセットのキーワード提案は、すべてのお客様に表示されます。
コンテンツソースの統合
機能統合により、OpenText™ Content Serverにフォルダーレベルでアクセスできるようになりました。TeamSite 16.6に統合されたGoogle Team Driveと同様に、この機能統合によって、TeamSiteのバージョン管理機能、ワークフロー、パブリッシュ機能をフルに活用して、組織内でコンテンツソースに対する共同作業が行えます。インポートしたアセットは、[Resource](リソース)タブ(画像ファイルや動画ファイル、音声ファイルの場合は、[Media](メディア)タブ)で参照・確認できます。
カスタマージャーニーのイベント追跡
フォームの送信などのイベントや、シングルページアプリケーション(SPA)などのより複雑なイベントを追跡することで、カスタマージャーニーをさらに深く把握することができます。TeamSiteで収集されたデータは、OpenText™ Core Experience Insightsに表示されるカスタマー360度ビューダッシュボードに生かされます。
クラウドセグメントのターゲティング
A/Bテストと多変量テストが可能なマルチテナントSaaSツールのOpenText™ Optimost™でコンテンツをテストし、テストに合格したオーディエンスをTeamSite 16.6.1のクラウドセグメントとしてターゲティングすることで、マーケティングキャンペーンのパフォーマンスを高めることができます。オーディエンスはクラウドに残るため、組織全体でオーディエンスのキュレーションと共有が可能です。
画像のトリミング
新しい画像トリミングコンポーネントでは、TeamSite内で画像を直接編集できます。画像の中央に表示されるトリミングエリアは、強調したい箇所に簡単に移動させることができます。これは、ページ作成を簡単に行えるようにするためにTeamSiteにあらかじめ用意されているコンポーネント&テンプレートのひとつです。
直感的な操作
ホーム画面でリストやプロジェクト/サイトの情報を確認したり、ホーム画面からそれらを直接起動できるため、たまにしか投稿しないユーザーや新規ユーザーでも直感的に操作できます。また、よく使う機能へのハイパーリンクをまとめたダッシュボード、実行すべきアクションを確認するための[To Do]タブ、プロジェクトに関する情報(ローカライズなど)を簡単に更新できる[Settings](設定)タブも用意されています。
コンテンツスクリプトレット
コンテンツ作成者がExperience Studioで使用するために用意されたコンテンツスクリプレットにより、ページのタブやトグル機能といった複雑なコーディングが簡単になります。コンテンツスクリプトレットはWordPressのショートコードと似ており、WordPressのプロジェクトをTeamSiteに移植する際に大きな威力を発揮します。
より簡単になったインストール
TeamSite 16.6.1では、プリインストールされたSolrの検索機能により、インストールがさらに簡単になりました。また、埋め込みデータベースも用意されました。さらに、埋め込みデータベースを使用しないお客様のために、これまで3つに分かれていたデータベースが1つに統合されました。TeamSite 16.6.1ではインストール要件が改善され、インストールを効率よく行えるようになりました。
セキュリティに関する更新
最新のリリースでは、新しい機能が導入されただけでなく、TeamSiteやサードパーティベンダーによって特定されたセキュリティ上の脆弱性に対する対策が行われています。詳細についてはリリースノートをご覧ください。
柔軟なアーキテクチャーとユーザーフレンドリーな機能を備えたTeamSiteは、投資したCMSを将来も使い続けたい組織にとって最適な選択肢です。当社の専門家から説明を聞き、TeamSite 16.6.1で柔軟なエクスペリエンスをどのように提供できるのかを是非確認してみてください。詳細については当社のWebサイトをご覧ください。
(当ブログは2019年11月25日に米国で発表されたJacqui Newellの記事「What’s new in OpenText TeamSite Release 16 EP7」の抄訳です。)
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