OpenText、2026年版「IDC MarketScape: Worldwide Digital Fax」部門でリーダーに選出
OpenTextが2026年版IDC MarketScapeのデジタルFAX部門でリーダーに選出されました。AIを活用したFax AviatorによるFAX業務の自動化や、クラウド・オンプレミスに対応する柔軟な導入モデルなど、OpenTextの強みを紹介します。

OpenTextは、「IDC MarketScape: Worldwide Digital Fax 2026 Vendor Assessment」(Doc #US54136326、2026年9月) において、リーダーに選出されました。
私たちは、この評価は日々10万人以上のお客様から寄せられている信頼の証であるとともに、OpenTextがデジタルFAX製品群全体に対してクラウド、AI、セキュリティ分野への継続的な投資を行ってきた成果を反映したものだと考えています。
IDC MarketScapeは、8社のベンダーを対象に、現在の提供能力と将来戦略の両面から評価を実施しました。その中で、各社がアナログ回線から最新のデジタルプラットフォームへの移行をどのように支援しているかを詳細に分析しています。

FAXは、もはや単なるFAX機ではない
IDC MarketScapeは、FAX市場における大きな変化を明確に示しています。FAXはもはや独立したレガシーな通信手段として捉えられているわけではありません。
レポートでは次のように述べられています。
レガシーインフラをデジタルプラットフォームへ移行することで、企業は運用コストを削減し、ビジネス情報へのアクセスを向上させるとともに、信頼性やセキュリティを強化できます。また、ワークフローの自動化や、FAXプロセスと文書管理システム、業務アプリケーション、その他の企業システムとの統合も実現できます。その結果、デジタルFAXは単独の通信技術ではなく、企業全体の情報管理・文書管理戦略の一部として認識されるようになっています。
IDC MarketScapeのメッセージは明確です。現在もアナログ回線によるFAX運用を続けている企業にとって、デジタルへの移行を計画するための猶予は限られています。
エージェンティックAIがFAXの中核へ
今回のレポートの中でも、特に注目すべきテーマがAIです。
IDC MarketScapeは、「AIは単なる付加機能から、FAX業界における中核的な差別化要因へと変化した」と指摘しています。
さらに、今後求められるベンダー像については、「変化するビジネス要件に対応しながら進化できるデジタルFAXのロードマップを示し、働き方や業務プロセスの変化を理解していること。さらに、FAXを単独のレガシー技術として扱うのではなく、エージェントAIや文書インテリジェンス機能を組み込むための信頼できる計画を持っているベンダーであること。 また、導入を検討する企業に対しては、FAXベンダーがエージェントAIのロードマップ上でどの位置にあり、その方向性が自社の戦略的優先事項と一致しているかを確認すること」を推奨しています。
私たちは、まさにこの領域への取り組みを進めてきました。
OpenText™ Fax Aviator™は、Google Vertex AI上に構築されたOpenText Fax向けのエージェントAIレイヤーです。
従来は担当者がすべてのFAXを開封し、内容を確認して振り分ける必要がありました。しかしFax Aviatorでは、AIエージェントがその業務を担い、人による判断が必要な場面でのみ担当者が介在します。
現在、以下のようなAIエージェント機能を提供しています。
- 受信トレイ管理
受信したFAXを自動で分類し、緊急性の高いものを優先表示します。 - 自動ルーティング
FAXの内容を読み取り、適切な担当者、チーム、またはシステムへ自動的に振り分けます。 - 要約・重要ポイント抽出
長文のFAX文書を簡潔に要約し、重要な情報を分かりやすく提示します。 - データ抽出
FAXに含まれるデータを抽出し、必要な業務アプリケーションへ連携します。 - ユーザー支援・管理者支援
エンドユーザーや管理者の日常業務を支援するAIアシスタント機能を提供します。
IDC MarketScapeは、これらの取り組みが実際の成果につながっていると評価しています。
さらにOpenTextでは、今後のロードマップとして金融サービス業界や保険業界向けのFax MCP(Model Context Protocol)機能の提供も計画しています。これにより、FAXを顧客のAIワークフローにおけるネイティブなプロセスとして利用できるようになります。また、マルチパケット処理やAIプロンプトアクセスへの対応、さらなるAIエージェント機能の拡充も予定しています。
IDCのイメージング、印刷、および文書ソリューション調査担当シニアディレクターであるエヴァン・ハーディ氏は、「ベンダー各社は、FAXを単独のレガシー通信チャネルから進化させる上で大きな前進を遂げている」と述べています。私たちは、Fax AviatorがOpenTextの変革を象徴する重要な取り組みの一つであると考えています。
IDC MarketScapeが評価したOpenTextの強み
IDC MarketScapeは、OpenTextの主な強みとして次の点を挙げています。
強力なパートナーエコシステム
OpenTextは1,000社を超えるパートナーネットワークを有しており、FAX事業における重要な差別化要因となっています。業界・業種別の市場開拓を支援するとともに、クラウド統合の推進にも貢献しています。
柔軟な導入・運用モデル
OpenTextは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス環境に対応したFAXサービスを提供しています。また、Standard、Premier、Signatureの各サポートプランを用意し、顧客ニーズに応じた運用を支援しています。
高い相互運用性と信頼性
OpenTextのソリューションは、主要なメールシステム、CRM、文書管理システムと連携できます。また、主要なセキュリティ要件やデータ保護規制にも対応しています。
IDC MarketScapeによる評価
IDC MarketScapeは、OpenTextについて次のように評価しています。
OpenTextは30年以上にわたりFAX分野でイノベーションを続けており、強固な技術基盤とパートナーエコシステム、充実したサポート体制を備えています。AIを活用したインテリジェントなFAX自動化、エンタープライズコンテンツおよび業務アプリケーションとの高度な統合、クラウド、プライベートクラウド、ハイブリッド、オンプレミス環境に対応する柔軟な導入モデルが強みです。また、医療、金融サービス、公共部門など規制の厳しい業界における豊富な知見も有しています。さらに、OpenTextの規模と広範なパートナーエコシステムにより、大規模かつグローバルな展開を実現できるため、複数地域にまたがる複雑なFAX・文書管理要件を持つ企業に適しているでしょう。
OpenTextは今後も、FAXを単なる通信手段ではなく、AI主導の情報管理と業務自動化を支える重要な基盤として進化させていきます。




