Release 16 EP3は、Release 16の3番目の Enhancement Packであり、2017年10月31日に一般公開されました。OpenText Content Services EP3は、コンテンツの作成と管理を行う主要なアプリケーションにコンテンツを拡張する製品戦略 (英語ビデオ) に基づいて引き続き構築されています。規制や法的な義務を遵守するためのデジタルバックボーンの提供も継続されています。
最近のアップデートの概要を以下に示します。
OpenText Core
- OpenText™ Core には、新たにMicrosoft® Office 365インテグレーション機能が搭載され、エンドユーザーはO365でシームレスにドキュメントへアクセスし編集することできます。
Extended ECM
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- 新しい Extended ECM for Microsoft® SharePoint® (英語ビデオ) ビジネスワークスペースでのOffice 365グループ自動作成機能。
- Extended ECM for SAP® Solutions に、Smart UI をSAP FioriやSAP Hybris C4C (UIテーマ)に組み込む改良されたUIインテグレーション機能が追加されました。
- エンジニアリングドキュメント管理は、 Extended ECM For Engineering (英語) に改名され、Connected WorkspaceやSAP®インテグレーションといったExtended ECMのネイティブ機能にアクセスできるようになりました。 新機能には、sMFT対応のインバウンド転送と自動検証、バックグラウンドプロセス対応のBulk Loadなどによる外部コラボレーションの強化、 スマートUIによるワークプロセス変換とシンプル化などによる、より簡単なジョブ完了が容易、拡張されたESRI ArcGISインテグレーションによるより直観的なナビゲーション、 ハンドオーバー、ユーザビリティ、およびSAP Plant Maintenanceインテグレーションの向上などが含まれています。 さらに詳細は、今後の OT Live Webinar (英語) をぜひご覧ください。
- Extended ECM for Government には、スマートUIの強化、ローカリゼーション、アクセシビリティサポート、eFileとeCaseの強化、新しい拡張された削除コンセプトが含まれています。
エコシステム
- SAP® Fiori UI のサポートにより、Vendor Invoice Management (VIM) と Business Center for SAP® Solutions の両方でユーザビリティを向上。
- スマートプロセスと機械学習が、OpenText Business Center for SAP®のナレッジエンジンを強化。
- Exstreamとの新たなインテグレーションにより、柔軟性をまったく犠牲にすることなく Document Presentment の機能を拡張し、SAP SuccessFactors / Hybris Commerce / S / 4HANA DBおよびその他のソリューションとのインテグレーション機能を追加。
- Digital Asset Management (英語PDF) は、Fioriユーザーインターフェイスのフルサポートを含む、最新バージョンのSAP HybrisのMarketing and Commerce エンジンとのインテグレーションによるメリットをもたらします。
- エコシステムEP3のより詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をお読みください。
File Intelligence (旧 Kazeon)
- OpenText™ File Intelligence (旧 Kazeon) は、仮想アプライアンスから堅牢なファイル解析ソリューションへの移行を完了しました。 File Intelligenceは、新たにエンタープライズ情報ガバナンスのサポートに焦点を当て、GDPR対応 (英語ビデオ GDPR Misconceptions vs. GDPR Readiness) ツールとしての機能を強化し、企業内ネットワーク全体で管理されていない個人コンテンツを素早く簡単に探し出し、新しいプライバシー法に従って適切な対応を実現します。 (File Intelligenceは日本では提供されていません)
InfoArchive
- OpenText™ InfoArchive (英語) は、アプリケーションデータとコンテンツの保存先を定義・設定する保管ウィザードの追加により、取り込み前の準備を大幅に改善します。 さらに、トランザクションデータベースからのシームレスな取り込みのために、InfoFusion OTICアクセラレーターを提供します。 この最近のウェビナー、Seven things to know about Application Decommissioning (英語) で、InfoArchiveについてさらに詳細を学ぶことができます。 (InfoArchiveの日本での提供については検討中です)
キャプチャー
- EP3では、改良されたWebブラウザとモバイルキャプチャ機能を提供し、分散キャプチャーの要件であるユーザーエクスペリエンスと画像品質を向上しています。
- アップデートされた Captiva Cloud Capture Toolkit (英語) により、デベロッパーは遠隔地を集中化された大量キャプチャー環境に接続するWebキャプチャソリューションを作成することができます。
- 最新バージョンのCaptiva Mobile SDKにより、デベロッパーは、デバイスのキャプチャー機能を完全にサポートし、リアルタイムで顧客とエンゲージできる、キャプチャー機能を備えたモバイルアプリケーションを迅速に提供することができます。
- 最後に、Capture Center はブラウザベースのクライアントアクセスと、ApplicationXtender (英語) とのダイレクトなインテグレーションを提供するようになりました。
ApplicationXtender
- OpenText は、パートナーとお客様がこのプラットフォーム上で確実にビジネスを継続できるよう、OpenText ApplicationXtender (英語) のモダナイズにコミットしています。 EP3でApplicationXtenderは、アップデートされたワークフローとユーザーインターフェイスにより、再構築されたモダンなユーザーエクスペリエンスを提供します。 こちらのブログ記事 (英語) でApplicationXtenderの強みを学ぶことができます。 (ApplicationXtenderは日本では提供されていません)
プロセスの生産性、人的な生産性、そしてコントロールをサポートする機能により、OpenText Content Servicesは、デジタルトランスフォーメーションの基盤となるプラットフォームを提供する ユニークな位置 (英語) を占めています。
脚注: 「エンタープライズコンテンツ管理(ECM)」という用語からの市場のシフトを反映して、EP3のリリースに伴い、Content ピラー配下のテクノロジーの集合を総称して「コンテンツサービス」と呼びます。 Content ピラーには、Content Suite、Documentum (ライフサイエンスとE&Eソリューションを含む)、Extended ECM、InfoArchive、Captiva、Capture Center、ApplicationXtenderなどのエコシステムソリューションを含む製品ファミリーが含まれています。 詳細については、 こちらのブログ (英語) を参照してください。
(当ブログは2017年11月9日に米国で発表されたContent Services EP3 updatesブログ記事の抄訳です)