SaaSとオンプレミス自動テストツール
OpenText™ Software Delivery PlatformはSaaSサービスであり、テストの作成や実行はブラウザからクラウド上のサービスにアクセスする形です。OpenTextにはオンプレミスで多くの実績をもつ自動テストツールである「Functional Testing」があり、そのテストスクリプトをアップロードすることで既存資産を活かしてテストを効率的に実施出来るようになっています。
OpenText™ Functional Testing(旧製品名 : UFT One )
Functional Testingはマウスやキーボード、タッチ操作などを記録・再生することでアプリケーションのテストを効率化、省力化することが可能な自動テストツールです。
通常はオンプレミスのWindows PCにインストールして(Functional Testing for DeveloperはLinux、Macで使用可能)テストを記録および実行しますが、作成したスクリプトをクラウド上のGitにアップロードすることでOpenText™ Software Delivery Platform上でテストを実行することが可能になります。
OpenText™ Functional Testing Lab for Mobile and Web
OpenText™ Software Delivery Platformではテストを実行するための環境として、SaaS上にモバイルおよびブラウザのテスト実行環境を用意しています。
モバイルテストではデータセンターにモバイルデバイスの実機を準備しており、ユーザはリモートでデバイスを操作してテストを行うことが出来ます。
また、ブラウザテストではWindows ServerのVMが複数用意されておりChrome、Edge、FireFoxの複数のバージョンから選択してテストを実行することが出来ます。
パブリックデバイスサービス(OpenText™ Functional Testing Lab for Mobile and Web)
OpenText™ Software Delivery Platformはデータセンターに複数メーカのAndroidデバイスおよび複数バージョンのiOSデバイスが用意されており、リモートで接続することで手元に実機が無い状態でもマニュアルテストを実施することが出来ます。
テストが必要な特定のデバイスがリストに無い場合は、ローカルにデバイスを用意してコネクタ経由でFunctional Testing Lab Mobile and Webに接続することによって自社内で共有することも出来ます。
ブラウザテストサービス(OpenText™ Functional Testing Lab for Mobile and Web)
OpenText™ Software Delivery PlatformはデータセンターにWindows ServerのVMを用意しており、そこで複数種類/複数バージョンのブラウザをテスト出来るようになっています。
現在はアジアパシフィック(シドニー)、ヨーロッパ(フランクフルト)、アメリカ(オレゴン)のデータセンターが選択可能になっており、日本からはアジアパシフィック(シドニー)が使いやすいかもしれません。
ローカル自動テストツールからSDPへの接続
OpenText™ Software Delivery Platformには他ツールとインテグレーションするためのキーを生成する機能があります。
ローカルのFunctional Testingのスクリプトからテストを実行したい場合は、OpenText™ Software Delivery PlatformのFunctional Testing Lab for Mobile and Webの設定からアクセスキーの生成を実行します。
生成したアクセスキーをローカルのFunctional Testingに設定することで、クラウド上のパブリックデバイスやブラウザテスト環境で自動テストを実行することが可能です。
OpenText™ Software Delivery Platform上で実行する自動テストの作成
オンプレミスのFunctional Testingからモバイル/ブラウザテストを指定し、テストをOpenText™ Software Delivery Platform上で実行させるよう指定することが可能です。
Functional Testingでアクセスキーの設定が成功していると、メニューにある「記録と環境設定」の「モバイル」画面で、OpenText™ Software Delivery Platformのモバイルテストデバイスが選択可能になっていますので、テストを実行したいデバイスを選択しておきます。
ブラウザテストの場合も同様で、メニューにある「記録と環境設定」の「Web」画面で、OpenText™ Software Delivery Platformのテストを実行したいブラウザテストを選択しておきます。
※モバイルテストはテスト記録にも対応していますが、ブラウザテストはテスト実行のみ対応です。
| テスト記録 | テスト実行 | |
| モバイルテスト | 〇 | 〇 |
| ブラウザテスト | × | 〇 |
OpenText™ Software Delivery Platformへの自動テストスクリプトアップロード
Functional TestingのスクリプトをGitリポジトリに対応したフォルダに保存し、メニューからGitコミットを実行してアップロードします。
自動テストタイプのテストを作成しGitリポジトリにアップロードすると、OpenText™ Software Delivery Platformに自動テストとして登録することが出来ます。このテストを実行すると指定したモバイル/ブラウザテストを使用してSaaS上での継続的なテストが可能となります。
今回のまとめ
OpenText™ Software Delivery PlatformはSaaS上にモバイルおよびブラウザのテスト環境を用意しており、ユーザがリモート操作でテストを実行出来るようになっています。この機能とオンプレミスのOpenText™ Functional Testing(旧製品名:UFTOne)を組み合わせることで、既存のテストスクリプトも有効活用することが可能であり、またオンプレミスにテスト環境を準備する必要がないSaaS上の継続的なテスト実行の環境を用意することが可能となります。