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AIを活用したテスト<Software Deliv…

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8月 14, 20251 min read

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AIを活用したテスト<Software Delivery Platform Codeless Test:SaaS>

自動テストといえば、ローカルPCにツールをインストールしてテスト対象システムの操作を記録・再生する形が一般的ですが、今回ご紹介するSoftware Delivery Platform Codeless TestはSaaSとして提供され、ローカルの環境作成工数を最小限に抑えて運用出来るように作成された自動テストサービスです。

前回(第6回)で説明しました「AIオブジェクト認識機能」を使用することが可能であり、Webおよびモバイルアプリのテスト自動化をSaaSのリソースを使用して効率的に実施するためのソリューションです。

Software Delivery Platform Codeless Testの概要

Codeless TestはオンプレミスのUFT Oneと同じように、テスト対象アプリのオブジェクトを認識して操作を記録/再生します。

オブジェクトの認識方法は、以下の「プロパティによるオブジェクト認識」「AIオブジェクト認識」の2種類を選択することが出来ます。

図:プロパティによるオブジェクト認識機能

プロパティによるオブジェクト認識はオンプレミス版のUFTと同じ形式であり、画面上のオブジェクトに対してそのTextやNameなどのプロパティの値からテスト対象のオブジェクトを一意に識別することが可能です。

オブジェクトを特定する機能としては強いものですが、複数種類のモバイルOS/デバイス、また複数のブラウザなどの異なる環境ではプロパティでは別のオブジェクトとして識別される可能性が高く、汎用性ではAIオブジェクト認識よりも弱い形となります。

図:AIオブジェクト認識機能

AIオブジェクト認識の詳細はこのBlogの第6回を参照下さい。

Codeless TestからAIオブジェクト認識を使用する際の特徴としては、以下のSaaSサービスのメニューから言語の設定が可能な点があげられます。

作成したCodeless Testの設定画面においてOCR言語に「Japanese」を追加し、「Japanese」をリストの一番上に設定することで日本語のオブジェクトを認識可能となります。

図:Codeless TestにおけるOCRの設定

Software Delivery Platform Codeless Testの構成

Codeless TestはSaaSのサービスであるため、テスト管理や実行の環境はクラウド上に用意されていますが、自動テストの作成や動作確認はローカルで実行する形となります。

ブラウザを使ってアクセスしテストの作成や編集を行うことが可能であり、テスト実行エージェントをローカルにダウンロードすれば作成したテストの動作確認を行うことが可能となります。

図:Software Delivery Platform Codeless Testの構成
図:Codeless Test Designer

Codeless Test Designerではスクリプトの作成・編集に加え、オブジェクト認識方法の選択やOCR言語の設定、

テスト対象のURL設定などが可能です。ステップ毎の詳細設定では、画面上に同じようなオブジェクトが存在する場合にどのオブジェクトを操作対象にしたいのかを指定出来る「位置または関係の追加」機能も使用可能です。画面上に明確に位置を確定出来るオブジェクトがある場合、そのオブジェクトからの相対的な位置関係でオブジェクトを特定します。

Software Delivery Platform Codeless Testのスクリプト

Codeless Testは以下のような構文になっています。

図:Codeless Testの構文

人間が読んでもマニュアルテストとして使用出来るくらいの理解のしやすさですが、Codeless Testはこれを自動テストとして認識して実行することが出来ます。

このスクリプトの構文であればプログラム作成経験が無い人でも記述可能であり、メンテナンス時にテストの流れが理解できず悩むこともないはずです。

このCodeless Testは通常の自動テストツールのように「記録」の機能を使ってマウスやキーボードを使った操作からキャプチャして作成することが出来ますが、Software Delivery Platformのサービスでは生成AIのパワーを使って自動生成することも可能です。

生成AIによる自動生成に関しては別の回で詳しくご紹介いたします。

Software Delivery Platform Codeless Testのテスト実行

作成したCodeless Testはローカル環境で動作確認を行った後、SaaS上で継続的にテストを実行することが可能です。

図:Codeless Testの実行イメージ

SaaS上でテストを実行するには、Functional Testingの実行サービスにテストセットを作成し、その計画に作成したCodeless Testをセットします。更にスケジュールを登録してテストセットと関連付けることによって、Codeless Testを設定した日時で自動的に実行することが可能です。

図:SaaS上のテスト実行設定

今回のまとめ

Software Delivery PlatformのFunctional Testingサービスでは、Codeless Testの形式で自動テストを作成することが可能です。

Codeless Testは自然言語に近い文法で記述するので、プログラミングのスキルを必要としません。更にテストの内容を理解するのが容易になりメンテナンス性の向上に貢献します。

作成したCodeless TestはSaaSに用意されたCodeless Runnerによって継続的に実行可能であり、ローカルのテスト環境を必要としない効率的なテストの運用を可能とします。

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