◆◆DevOpsあれもこれも<第12回>◆◆

OpenText™ Software Delivery Platformは、DevSecOps対応のSaaSでアジャイル開発を一元管理。パイプライン管理により継続的な品質・セキュリティを確保し、LoadRunnerやFortify連携で効率化。ポートフォリオ管理、ダッシュボード、バックログ管理など多機能で、リリースサイクル短縮と価値最大化を支援します。

OpenText Japan  profile picture
OpenText Japan

12月 24, 20251 min read

この投稿を x に共有します。 LinkedIn に共有します。 メール送信先

OpenText™ Software Delivery Platformの全体像

このブログにおいて紹介をしてきたOpenText™ Software Delivery Platformはアジャイルプロジェクトの情報を一元管理することが可能なDevSecOps対応のエンタープライズサービスです。

これまでの回で、パブリックデバイスによるテストを実現するFunctional Testing Labやテスト実行機能などを紹介してきましたが、今回は改めてOpenText™ Software Delivery Platformとはどういうサービスなのかをお話したと思います。

DevOps

システム開発の現場では、開発(Dev)と運用(Ops)を統合するためのDevOpsを目指して10年以上の時間をかけて進化して来ました。

これはもちろん従来のウォーターフォール型開発では数年単位で行われてきた開発を、クラウド環境での短い開発のサイクルに移行するためです。

図:DevOps / DevSecOpsへの移行

DevSecOps

DevSecOpsは、これまでのDevOpsに対して脆弱性対策などのセキュリティの要素を取り込み、開発・運用の各段階でセキュリティ対策を自動化・継続的に行うアプローチです。

セキュリティ対策の重要性は非常に高くなっていますので、システム開発においても対策を行うことは必須と言っても良いかと思います。

図:DevSecOps

DevSecOpsによるリリースサイクルの短縮と効率化

OpenTextの推進するDevSecOpsでは「リリースサイクルの短縮」「チームコラボレーション」「無駄の削減による効率化」の3本柱による改善を提案しています。

図:DevSecOpsによるリリースサイクルの短縮と効率化

OpenText™ Software Delivery Platformによる継続的品質管理

OpenText™ Software Delivery Platformではパイプライン管理によって定期的、継続的に品質チェックとリリースを行うことが可能です。

特にテストにおいては世界的に多くの実績を持つLoadRunnerやUFTOne(QuickTest Pro)、Fortifyとのインテグレーションが用意されており、効率的なDevSecOpsの環境を提供することが可能です。

図:SDPによる継続的品質管理

OpenText™ Software Delivery Platformの様々な機能

OpenText™ Software Delivery Platformにはこのブログではまだ紹介していない機能もあり、エンタープライズ規模でのアジャイルプロジェクトの管理が可能になっています。

◆ポートフォリオ管理

  • ビジネス戦略をアジャイルデリバリーに関連付け
  • バリューストリームをプロダクトポートフォリオに関連付け
  • 価値とリスクに基づく投資判断によりビジネス戦略を実行し競争優位性を実現するイニシアチブの優先順位付けを支援
  • KPIによって測定される戦略的テーマと関連するビジネス目標に基づくフレームワーク

◆ダッシュボード

  • デジタルバリューストリームの全体像を可視化
  • 継続的なフィードバックと改善
  • 価値、品質、リスクのバランスをとる意思決定と改善を効率的に行うための可視性を提供
  • プロセスと価値をKPIの観点で可視化、最適化しビジネスの価値と効率性を最大化

◆フィーチャー、バックログ管理

  • 関連するチームやツールチェーン、PMOや開発者、テスターとのセントラルハブ
  • チームや製品開発レベルのバリューストリームの追跡および最適化
  • 要件、バックログ、不具合の完全なトレーサビリティ
  • 既存のアジャイル管理ツールからのデータ同期
  • 要件およびバックログ管理のネイティブな機能

◆品質管理

  • アプリケーションモジュール、テスト(手動テスト、Gherkinテスト、自動テスト、不具合、など)を集中管理しトレーサビリティを確保
  • アプリケーションモジュールごとに品質を管理して、問題個所の特定や対応が容易に
  • フィーチャー、テスト計画に関連付けて品質情報を管理することで、正確で迅速なレポートを実現

今回のまとめ

OpenText™ Software Delivery PlatformはDevSecOpsを実現することが可能にするSaaSのサービスです。

プロジェクト情報を一元管理することが出来、複数プロジェクトの状態をポートフォリオによって監視させるエンタープライズレベルの環境を提供します。

パイプラインから機能テストやパフォーマンステストトを実行することで継続的な品質管理を可能にし、脆弱性テストのサービスを呼び出すことによってセキュリティの担保も可能となります。

Share this post

この投稿を x に共有します。 LinkedIn に共有します。 メール送信先
OpenText Japan avatar image

OpenText Japan

OpenText™ は、情報管理ソフトウェアおよびサービスのグローバル・リーディングカンパニーです。 ビジネスクラウド、ビジネスAI、ビジネステクノロジーの包括的なスイートを提供し、企業が複雑化するグローバルな問題を解決できるよう支援しています。 オープンテキスト(NASDAQ/TSX: OTEX)の詳細については、https://www.opentext.com/ja-jpをご覧ください。

See all posts

著者の他の記事

IDCは、Multi-Enterprise Supply Chain Commerce Network MarketscapeでOpenTextをリーダーに選出

IDCは、Multi-Enterprise Supply Chain Commerce Network MarketscapeでOpenTextをリーダーに選出

なぜOpenText Business Networkは、4度目のリーダーに選ばれたのか

12月 10, 2025

1 min read

ランサムウェア対策 手順別ガイド④

ランサムウェア対策 手順別ガイド④

ランサムウェアは侵入後に本格化し、Installation・C2通信・暗号化の各フェーズで被害が急拡大します。防御の鍵は「スピード」と「自動化」。EDR/XDRで不正変更を即検知、ゼロトラストで横展開阻止、AIで異常通信を遮断。SOARによる即時隔離と多層バックアップで復旧力を確保。OpenTextとMicrosoft連携でMTTD/MTTRを劇的短縮し、侵入前提の防御体制を強化します。

12月 09, 2025

1 min read

◆◆DevOpsあれもこれも<第11回>◆◆

◆◆DevOpsあれもこれも<第11回>◆◆

OpenText™ Software Delivery Platformの「Model-Based Testing」は、テストをユニット単位で構造化し、モデル化されたワークフローから効率的にシナリオを生成する機能です。ビジネスプロセスモデルのインポートや条件分岐による複数パスの自動生成でカバレッジを管理し、クラウドやCI環境で継続的テストを実行できます。

12月 05, 2025

1 min read