ウェブサイト、ショッピングモールのデジタルサイン、あるいはお気に入りのテレビ番組のDVDのパッケージであなたが目にするあらゆる写真。それらがどのようにそこへ表示されたのか考えたことはありますか?
カメラマンから消費者へ至るルートは、複数のステップと異なるシステムを含む複雑なものとなる可能性があります。私たちはOpenText™ Media Management (OTMM) デジタル資産管理 (DAM) プラットフォームおよびその関連製品のEP3リリースで、デジタルメディアサプライチェーンの新しいあり方を提供します。
新しいメディア制作から、あるいは既存のメディアライブラリからDAMに入ってくる写真などのアセットは、メディア分析機能によるAIオートメーションによって直ちに処理され、タグ付けの最初の工程(オブジェクト、顔、色などの識別)を自動化します。これにより、大規模な画像ライブラリのためのリポジトリの奥深くにある、”見つけづらいアセット”にアクセスする手段を提供します。メディア分析機能は、青い花、滝、トラックなど、適切な分類タグ付けができずに見つからなかったコンテンツ(見つけづらいアセット)の存在価値を引き出します。
これにより、お客様のデジタル資産管理をより実用的に活用できるようになります。分類メタデータをあらかじめ作成することによりワークフローをスピードアップし、メディア分析機能により自動化された客観的で一貫したメタデータによって、アセット使用状況の分析を強化します。 データの一貫性により、アセットの使用状況の分析に際して、どのタイプのコンテンツが最も効果的かを、より確実に把握することができます。
さらに、アセットを、マーケティングコラボレーションジョブエンジンで「ラピッドコラボレーション」に送り、編集やメタデータのレビューと追加のタスクの割り当てをすることができます。最終的には忙しいエグゼクティブでもOTMMモバイルアプリでレビューをし、必要に応じて、マークアップや注釈が可能なCreative Review内にて、マークアップとともに迅速にレビューと承認ができます。
「ラピッドコラボレーション」で承認されたアセットは、OpenText™ TeamSiteやその他のWebコンテンツ管理、Exstreamのようなカスタマーコミュニケーションプラットフォームなどを通じて、いくつものオムニチャンネルパブリッシングのエンドポイントで活用することができます。
アセットはAdvanced Media Deliveryエンジンを通じてコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)とコンテンツ配信トラッキングとのインテグレーションを実行することも可能です。
またデジタルメディアアセットは、コンテンツシンジケーション向けに自動的にターゲット設定され、特定の配信先に紐付けられた承認タグや他のメタデータに基づいて、Digital Hubマイクロサイト、あるいはいくつかのカスタマイズされたマイクロサイト(弊社の新しいDigital Hub製品で作成された、もしくは管理される)で利用可能となります。こうしてパートナー、エージェンシー、あるいはフランチャイズ店が、当該アセットをWeb、印刷物、看板等で使用することができるようになります。
このようにして、魅力的なWebサイトや看板、DVDボックスなどを目にすることができるのです。
(当ブログは2017年11月17日に米国で発表されたAutomating the digital media supply chainブログ記事の抄訳です)