毎日Webコンテンツ管理システム(CMS)を使っているとしたら、期待どおりに機能し、また使いやすいものであるべきです。それこそが、開発者やパートナー向けの新ツールとともに、OpenTextがOpenText™ TeamSite™ の最新リリースで使い勝手に重点を置いた理由です。
コンポーネントブラウザ
テンプレートとページ作成プロセスで、コンポーネントブラウザと検索が改善されたことに、すぐに気が付くことでしょう。
ページに配置すべきコンポーネントを、より簡単に見つけることができるように、新しいツリーベースのナビゲーションが提供されています。ユーザーが定義する構造内にコンポーネントを配置することが可能となり、テンプレートやページの作成がより簡単になります。さらに、コンポーネント ナビゲーションツリー内で検索する際にフォーカスしやすいように、検索バー自身も再配置されています。
もう一つの注目すべき改善点は、ページ上のコンテンツアイテム配置への直接アクセス(DCR)です。つまり、コンテンツアイテムをテンプレートまたはページに配置する前に、開発者にコンテンツアイテムが埋め込まれたコンポーネントを作成させる必要がなくなりました。シンプルにコンテンツアイテムを挿入するだけで、TeamSiteが自動的に処理してくれます。
再利用可能なコンテンツに簡単にアクセスできるだけでなく、ページに配置されるコンテンツアイテムのレンダリングを柔軟にコントロールすることもできます。レンダリングはより柔軟になり、サポートされているレンダリングフォーマットで「スキン」をアップロードして、コンテンツアイテムのコンポーネントプロパティから直接コンテンツを表示することができるようになりました。
リフレッシュされたキャンペーン管理
OpenTextは、マーケティングキャンペーン管理をシンプル化することの重要性を認識しており、レガシ―な「TeamSite」UIからExperience Studioへの移行により、これを実現します。この最新ツールにより、ユーザーのワークフローを合理化し、キャンペーン成果物の作成過程での承認を改善します。
ページ管理を強化
ページ管理においては、Experience Studioのページのリネームや移動時の依存管理が強化されました。複雑なカスタムファイル管理ワークフローを考慮して、TeamSiteが自動的に更新する依存関係と手動更新のために設定する依存関係をユーザーが完全にコントロールできるようになりました。また、更新前と更新後の両方の依存関係リストをエクスポートする機能も追加され、ユーザーは更新プロセスを確実に管理し、その監査記録を保持できるようになりました。
ln-contextエディタの拡張
このバージョンでは、新しい標準化されたln-context編集ツールが導入されています。WYSIWYG編集およびコンポーネントプロパティの編集には、標準フォーマットオプションと高度なフォーマットオプションが含まれています。
フォームのプレビュー
コンテンツが実際に提供される以前に、確実に高品質のフォームを提供できるように、エンドユーザーフォームは、サポートされているレンダリングフレームワークを使用して、Forms Designerから正確にプレビューすることができます。つまり、Forms Designer内の「編集」モードと「プレビュー」モードを簡単に切り替えて、エンドユーザーフォーム開発を迅速に繰り返すことができるようになったのです。
レポート
まず、このリリースでの2つのレポート名の変更にご注意ください。ベーシックレポートは新たにスタンダードレポートと呼ばれ、レポートセンターはカスタムレポートと呼ばれるようになりました。直ちにご利用いただける10種類のスタンダードレポートとともに、スタンダードレポートはレポートセンターからExperience Studioに移動しました。
インストールエクスペリエンスをシンプル化
最新のリリースへのアップデートが、高速化されました。移行を行う準備が整ったら、「Typical」という新しく改善されたインストール方法が利用できます。これは可能な場合に標準設定とデフォルト設定を使用して、承認パネルを削減します。これにより、最も一般的なインストール過程が頻繁に中断されず、インストールがスピードアップされます。
Dockerを自動化
最近のリリースで行った通り、TeamSite 16.2と16.3のDockerスクリプトは既にOpenText Developer Networkにあり、16.4.1用のスクリプトも、本ブログ記事執筆時点で間もなくの予定です。
このリリースまたはTeamSiteの一般的な詳細については、このフォームからお問い合わせください。
(当ブログは2018年11月30日に米国で発表された OpenText Teamsite 16.4.1 is available now ブログ記事の抄訳です)