Gartnerのとても尊敬されているアナリストが、毎年コンテンツ管理セクターに対する評価を公表しています – Gartner Magic Quadrant for Content Services Platformsです。
ECM、あるいはコンテンツサービスの領域に関わる方には、一読されることを強くお勧めします。このレポートでは、新たなトレンド、ユースケース、新たなテクノロジーを含め、進化するこの領域の姿に対する深い洞察を提供するだけでなく、主要ベンダーがこうした新たなニーズに応えるために、どのように環境に適応し、進化しているか、についても専門的かつ偏見のない分析を提供しています。
GartnerのMagic Quadrantは、変化するECMの姿を反映
昨年、Gartnerはレポートの名前を変更し、長年使われてきた言葉である「Enterprise Content Management」(エンタープライズ コンテンツ管理)をそのタイトルから外し、「Content Services Platforms」(コンテンツ サービス プラットフォーム)で置き換えました。またベンダー製品を位置づけるために仕様される評価基準も改訂されました。
その理由はなんでしょう? ビジネスニーズ、そしてそれを満たすためのテクノロジーソリューションが、変わったのです。エンタープライズのモノリシックなECMスタックの時代は終わりです。エンタープライズはいま、かつてなく多様化したソースから生み出される、かつてない量のデジタルデータから、真の価値を実現するために苦労しています。さまざまなLOBの問題に立ち向かうために、クイックでアジャイルなソリューションが必要とされています。
Gartnerは、こうした目標を達成するためにコンテンツサービスが有効であることを指摘した、権威ある業界のリーダーです。コンテンツサービスは、スタティックなECMリポジトリから、デジタル情報を生成して、しばしばこれを格納するようなプロセスをシームレスに統合するダイナミックな接続と、コンテンツ管理のフォーカスをシフトします。コンテンツ サービスは、ECMの伝統的な強みを重要なアプリケーション群に拡張することでサイロに橋を架け、ガバナンスを改善し、こうした情報を使う人々への情報のフローをスピードアップします。
Magic Quadrant for Content Services Platformsは、このように変化する現実を詳細に説明し、どのコンテンツ管理ベンダーがデジタル・エンタープライズの新しいニーズを満たすことに成功しているか、を評価するために前進を続けているのです。
Gartnerの ECM Magic Quadrantで過去12年間リーダーとして評価された後、Content SuiteおよびDocumentumを含むOpenText™ Content Servicesソリューション が、再びMagic Quadrant for Content Services Platformsのリーダーとして認められたことを、私たちは誇りに思っています。
このことは、私たちのECM /コンテンツサービス戦略が、まさに的を射ていることを意味しています。私たちは、コンテンツをデジタルビジネスにつなぎ、Intelligent and Connected Enterprisesへの企業の進化をサポートすることをコミットしています。
コンテンツ管理の状況や、各ベンダーがこうした動向をどのようにリードしているかについて、Gartnerがこの他に何を説明したかったのか、今年のMagic Quadrantをダウンロードして、ぜひ確認してください。そして、以下を通してさらに深掘りしてみてください。
- 学習的なブログ記事、What is Content Services? (英語)
- 企業にとってコンテンツサービスがどのように役立つかを探り、成功への戦略を学び、今後のコンテンツ管理に対するOpenTextのビジョンを知ることができる、Enterprise World 2018のECM基調講演
- このMagic Quadrantの姉妹レポートであり、18の主要なECMベンダーのコンテンツサービスプラットフォームに対する、さらに深い調査を提供している、2018 Gartner Critical Capabilities for Content Services Platforms
このグラフィックは、より大きな調査ドキュメントの一部としてGartner、Inc.によって出版されたものであり、ドキュメント全体の文脈で評価されるべきです。 このGartnerのドキュメントは、こちらからダウンロード可能です。
Gartnerは、その発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高の評価を得たベンダーのみを選択するようテクノロジーの利用者に助言するものではありません。Gartner researchの発行物は、Gartner researchの見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。Gartnerは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の保証を行うものではありません。
Gartner Magic Quadrant for Content Services Platforms; Karen Hobert, Michael Woodbridge, Monica Basso; 25 October 2018
(当ブログは2018年10月30日に米国で発表された Essential Reading: The 2018 Gartner Magic Quadrant for Content Services Platformsブログ記事の抄訳です)